肘掛け付きの腰掛けは市内某所の洋館に有ったもの。
その建物は今では文化財の指定を受け、
かつて有松絞りを生業とされたご一家のものだったとか。
大きいほうのスーツケースは戦前、アメリカなどを旅した武官(軍人)の所有だったもの。
アメリカ製です。
イメージするのは映画「硫黄島からの手紙」 戦前、アメリカを旅する駐在武官 栗林 忠道氏の姿。
小さいスーツケースは大正から昭和初期、松坂屋を窓口にオーダーメイドで販売されたもの。
岩倉の豪商の倉にあったそうです。
そんな物語を経てうちのスタジオの背景に映り込んでくれる
インテリアたち。
かつて使われたものが、時代を経て
愛犬の写真に写り込むのは素敵な事だと想います。
